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お金の診断・相談サービス「マネイロ」の開発を担うエンジニアの横顔

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「金融の力で、安心を届ける。」をミッションに掲げる株式会社モニクル。モニクルグループは、モニクルをはじめ、金融サービス事業を展開する株式会社モニクルフィナンシャルと経済メディアを運営する株式会社モニクルリサーチ(旧:株式会社ナビゲータープラットフォーム)で構成されています。

モニクルには、モニクルグループを支えるエンジニアやデザイナー、プロダクトマネージャー、マーケター、ディレクターなど、さまざまな領域のプロフェッショナルが数多く在籍しています。

そのうち、モニクルのプロダクト開発部は、グループの各種プロダクト開発を担っています。株式会社モニクルフィナンシャルが提供する、はたらく世代のお金の診断・相談サービス「マネイロ」についても、モニクルのエンジニアが技術面で支えています。

今回は、プロダクト開発部の久保悠太さんに、モニクルに転職した理由やモニクルでの仕事内容、これからの目標などについて話を伺いました。沖縄県から東京出張中の久保さんにお時間をいただき、インタビューを行いました。

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株式会社モニクル
エンジニア

久保 悠太 Yuta Kubo

沖縄県在住。大学卒業後、沖縄県内のSIerへ就職し、自治体向けシステムの運用保守に従事。その後沖縄に拠点を持つベンチャー企業へ転職。県内のベンチャー企業数社で受託開発や自社サービスのWeb・アプリ開発、ディレクションなどを経験した後、2023年に株式会社モニクルへ入社。主にマネイロの開発・運用を担う。

モニクルに入るまで9社でさまざまな業務を経験

本日はよろしくお願いいたします。早速ですが、久保さんはモニクルに入社するまで、9社で働かれたご経験があるんですよね。

新卒で、地方自治体向けのシステムなどを作っている沖縄県のSIerに就職しました。ただ、家庭の都合でその会社を9ヵ月で辞めることになり、その後沖縄に拠点があるベンチャー企業に転職しました。その会社には、約5年間勤めました。

それから、なぜ転職されたのでしょうか?

当時は、転職先を決める軸として、収入面や待遇面をよりよくしていきたいという思いが強かったですね。沖縄では、開発業務を部分的もしくは全体的に、割と近い距離の場所にある企業に外注する”ニアショア開発”の仕事を受けることが多く、特に約10年前はまだまだ沖縄県の賃金は安かった記憶があります。今では、当時に比べるとずいぶん差がなくなってきたと思います。

なるほど。その後、7社での勤務をご経験されたんですね。

それから数社は、同様に収入面や待遇面での向上を目指して転職を決めました。給与ベースが上がり20代後半になると、マネジメント職も意識するようになり、マネジメントもエンジニアもできる”プレイングマネージャー”に関心をもちました。プレイングマネージャーを目指せるキャリアをどうにか沖縄で実現できないかと考える中で、1人目のエンジニアとして入社してみたり、エンジニアチームのリーダーとして入社したりと、経験を積みました。

ただ、そのほとんどが受託開発がメインだったんですよね。次第に「自社サービスをやりたい」という気持ちが出てきて、30代前半からは、マネジメントができるかどうかよりも、まずは自社サービスのプロダクトをグロースする力を磨きたいという意識が高まり、そこが転職の軸になっていきました。

複数の企業で、さまざまな業務を経験されてきたんですね。

開発だけでなく、ディレクションやシステムエンジニアやプロジェクトマネージャーなど、役割も関わったプロダクトもさまざまでしたね。

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「自分が作ったものが役に立っている実感が欲しい」とモニクルに入社

それから、モニクルに転職されたきっかけはなんだったんですか?

「自社サービスをやりたい」と思っていたその延長線で、モニクルに転職を決めましたね。そもそも、自社サービスをやりたいと思ったきっかけは、自分が納得できるものを作りたいと思ったことにあります。受託開発だけをしていると、どうしても自分が納得できないことも多々ありました。僕が受託開発をやっていた頃は、上流の方から降りてきた仕事を末端で受けるみたいなことも多くあって、クライアントの指示はもちろん絶対でしたし、そうした業務を続ける中でどんどん疲弊していく感覚がありましたね。

確かに、納得できない状態での仕事は、ストレスが溜まってしまいますよね。

そうですね。自社サービスを作っていた時もあったのですが、それだけでは満足ができなくて。結局のところ、「自分が作ったものが役に立っているという実感が欲しいんだな」と気づきました。ただ作るだけなら、自分一人でも作れるし、作りたいものを作ればいいと思うんです。でも、だんだん自分が作ったものがどう世に爪痕を残していくんだろうって考えるようになってきて、それで行き着いたのがモニクルでした。

モニクルのことは、どうやって知ったんですか?

元々、転職する気は全然なくて、CTOの塚田さんから「カジュアル面談を受けませんか」というメッセージをいただいたのが最初でした。それで、子会社のモニクルフィナンシャルのサービスである「マネイロ」について教えていただいたり、現状のシステムの状況や上場を視野に入れて動いているという話を聞かせていただきました。自分としても、今まで経験したことがないような企業のフェーズだなと思ったので、選考を受けることに決めました。

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最初は転職を考えていなかった段階から、選考を受けたいと思ったのはなぜだったのでしょうか。

塚田さんのお話は刺さりましたね。実は、それまでカジュアル面談にあまりいい印象を抱いていなかったんです。こちらは情報収集をするつもりで受けに行っても、実際には「あれ、面接されてる?」みたいなこともあったりして。もちろん、事前にその会社のことは調べていきますけど、難しすぎることを聞かれても、「回答する準備ができていません」となってしまうので、ちょっと苦手だったんです。

でも、塚田さんはメッセージの文面もすごい良かったし、実際に話してみると、本当に”カジュアル”だったんですよね。僕自身がラフなチームで働いていたことが多かったですし、ラフな人柄に惹かれるので、なんていい人なんだろうと思いましたね。

企業としてのモニクルにも、魅力を感じられたのでしょうか?

そうですね、マネイロのサービスの成長に関わりたいと思ったのが一番大きかったですね。また、自分自身のスキルセットもマッチしていそうだなという印象も受けました。

マネイロの成長を支えるスクラム開発の進め方

入社してからは、どのような業務に携わってこられたのでしょうか。

入社してからは、短いスパンでいろいろなプロダクトを経験させていただいて、3ヵ月くらい経ってから、マネイロの担当になりました。モニクルではアジャイル開発手法のひとつであるスクラム開発を取り入れているので、スクラムマスター、プロダクトオーナー、ドメインエキスパート、デザイナーとともに、チームで動いています。

現在はマネイロの運用改善業務と、新規サービスの開発を担っています。マネイロに関しては、細かな改善やマーケティングチームの施策に対応する形ですね。例えば、新NISAへの対応や、セミナー動画の差し替え、新しいランディングページの構築などです。

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新規サービスの開発については、いかがですか?

プロダクトオーナーが備えたい機能を整理をしてくれて、それに対してどのような開発が必要か洗い出して、実装していくのが仕事です。それとは別に、実際にその開発がうまく回っているか振り返りをしたり、日々デイリースクラムで、進捗の確認などを行ったり、プロダクトオーナーが決めたマイルストーンに間に合うように、機能開発を進めています。もちろん、その都度、間に合うか間に合わないかという判断は必要なので、そういった場合の機能の取捨選択は、プロダクトオーナーと我々エンジニアが相談して決めています。

これまで、他社でもスクラム開発はされてきたんですか?

経験はあるのですが、オフショア開発の会社でやっていたので、結構分業というか、スクラムのイベントが2倍あるような状況で進めていたんです。海外で開発をしているメンバーとのイベントと、日本側でプロダクトオーナーと行うイベントの二つを行い、フィードバックの橋渡しをするような形だったので少しやりにくさもありました。それがモニクルでは一本化されているので、すごくやりやすいなって思っています。

うまくいっている理由はどんなところにあるんでしょうか。

そうですね、コミュニケーションを密に取れているところは、うまく回ってる要因の一つかなと思っています。

 

フルリモートワークが大前提だから働き方をより改善できる

コミュニケーションの話が出ましたが、久保さんは沖縄在住ですよね。沖縄には昨年オフィスもできましたが、基本的にはフルリモートで働いていると思います。コミュニケーションはどうやってとっていますか?

基本的にはフルリモートで働いていますが、オンライン会議ツールを常時接続しているので、わからないところはすぐに聞けるし、気になったこともすぐに話せるという環境です。そのほか、FigJamというホワイトボードのようなオンラインツールを使うなどして、やりとりを円滑に進められるように工夫しています。ですので、リモートワーク特有の情報伝達の遅れはあまり起きていないかなという印象ですね。

チームで、円滑に業務を進めるために取り組んでいることはありますか?

1日に1回、デイリースクラムを行い、全員集まって進捗の確認などを行っているので、そのときに不明点や気になってるところを確認しています。日常的にビデオ会議ツールでつないでもいるので、うまくいっていないまま先に進むことがないようにコミュニケーションを取るよう、気をつけていますね。ただ、今お話していても、まだまだ完璧ではなくて、やっぱり改善するところはいくらでもあるなと思うんですよ。だから、「まだまだ改善するところが多々あるね」っていう話題は、チーム内でもよく出てきますね。

ツールを使って工夫しつつも、今後もより改善できるところは、改善していきたいということですね。

モニクルって、新しいツールを見つけたら「いいね、やろうやろう」っていう方が多くいらっしゃって、実際に役員陣も業務にいいインパクトがあるなら進めてくれるところがあるなと思っています。以前、同僚の中川さんが言っていたのですが、「会社が大前提としてくれているから、フルリモートのはしごを外される心配がないよね」って。”フルリモートをより極めていこう”っていうところにバイアスがかかっていてありがたいなって、すごく感じますね。

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「この組織で勤め上げたい」と初めて思えた

これまでたくさんの会社をご経験されて、今モニクルで勤務してみて、久保さんからみてモニクルってどんな会社ですか?

僕の主観になってしまいますが、これまで勤めた会社に対して、「この会社いいな、ここで勤め上げたいな」って思ったことがあんまりなかったんですよね。ただ、モニクルに関しては会社がすごくいいなと思えるので、しっかり勤め上げたいですし、事業を成長させたいなっていう気持ちを持てる会社だなと思っています。

「この会社で勤め上げたいな」と初めて思えたのは、なぜだったんでしょうか。

これまでも、人がいいとかチームがいい、働きやすいと思える会社はもちろんあったんですけど、それと違うのは、事業の行き先に共感できていることかもしれませんね。選考を受ける前に、モニクルの会社説明資料に「くらしとお金の社会課題を解決する」って書かれているのをみて、とても共感したんです。それも、選考を受ける大きなきっかけになりました。

当たり前のことですけど、お金って大事じゃないですか。僕自身が中学生から沖縄県で過ごしてきたこともありますが、やっぱり親の世代からそんなに賃金が高くない時代が続いているのを見てきたので。正直に言って、自分自身もあんまりいい暮らしをしていなかったなという意識があったんですよね。

マネイロは無料で資産運用の相談ができて、それをサポートする体制が整っていて、実際にお客様の課題をテクノロジーで解決するという方針にはすごく共感できるなと思いました。だからこそ、より成長させて、自分の子どもの代とかにはもっとお金に困らないで生活をしてほしいなという気持ちがありますね。

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その他にも、モニクルのいいなと思えるところはありますか?

開発組織の良さも非常に大きいですね。塚田さんを筆頭に、皆さんとても人がいいので、チームとしてやっていきたいなと思える人ばかりです。また、他のチームや他の部署との壁も全然感じないので、フラットな組織でいいなと思っています。

会社のミッションを表現できるようなサービス作りをしていきたい

久保さんが開発に携わる中で、こういうところに注意しているとか、心がけていることはありますか?

仕事をやる上で、僕は基本的に断らないようにしています。何でもとりあえずやります。多分、「これをやりたいんだけど…」というメッセージの裏には、課題があるからそれを解決したいっていう思惑があると思うんですよね。だから、一旦それを作ってあげたいです。それに、なるべくその人が思ってる通りに形にすることを心がけてはいますね。

依頼の裏には課題があるから、それを解決したい。久保さんの優しさと責任感の強さが感じられますね。それでは、最後にこれからモニクルでやりたいことについて教えてください。

一つは、マネイロをより多くの人に使っていただきたいという気持ちが強いです。そのための機能の拡充はどんどんしていきたいと思っていますし、より多くの方に使ってもらえるようにするために、何でもやるぞという気持ちです。あともう一つは、この会社のミッションを表現できるようなサービス作りを、これからもしていきたいと思っています。

また、個人的にエンジニアとしては、沖縄オフィスもできたので、このサービスを作りたいなというエンジニアが来てくれるように「ちゃんとこの開発組織は良い組織だぞ」っていうことを見せられるように、いろいろ表に出すアウトプットをできるようになっていきたいなという気持ちがありますね。

本日はありがとうございました!

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