唯一のルールは「カジュアルごはんの中で、1回は会社やサービスについて話題にすること」。今回はそんな「カジュアルごはん」という制度が始まった背景と、実際に社員がどのように制度を活用しているのか、ご紹介します!
「リファラルごはん」⇒「カジュアルごはん」へ
モニクルでは、2022年5月からリファラル採用強化の一環として「リファラルごはん」をスタートしました。社員が自社に誘いたい友人や知人と会食をする際に、1人あたり5000円まで会社が負担する制度です。制度開始からいくつもの「リファラルごはん」が実現して、それまではなかった「きっかけ」作りに貢献できる制度だと手応えを感じていました。実際に「リファラルごはん」をきっかけに採用につながることもありました。
ただ、初動は良かったのですが、数ヵ月が経つと「リファラルごはん」をする社員が減少。その理由としては、誘いたい友人や知人は何人もいる訳ではないことや、誘いたい人がすでに重要なポジションについていること、明らかに今の会社をエンジョイしている人には声をかけにくいことなどがあると気づきました。本当は誘いたくても、今の会社で頑張っている相手を応援したいケースも多かったようです。
そこで感じたのは、この制度の前提条件である「誘いたい」思いが、「誘わなければいけない」という押しつけ感によって阻害されているのかもしれないということでした。「きっかけ」作りが目的の制度なので、そもそも「きっかけ」がたくさん生まれないと意味がありません。とにかくハードルを下げる必要がありました。
そこで、「リファラルできる前提じゃないと使えないのかな?」というイメージをなくすために、制度の名前を変更することにしました。「もっとカジュアルにごはんに行ってほしい」という気持ちをそのまま込めて、昨年9月に「カジュアルごはん」という名前に変更しました。
制度の内容自体は変わらず、友人や知人と会食をする際に1人あたり5000円まで会社が負担するというものです。唯一のルールは、「カジュアルごはんの中で、1回は会社やサービスについて話題にすること」。友人や知人とごはんに行ったら、自然と「最近どう?」とお互いの仕事の話をすると思うので、特に難しいルールではないと思います。
- 「カジュアルごはん」制度
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- 誘いたい友人や知人との会食に使用可(オンラインも可)
- 会食1人あたり5000円まで会社が負担
- 会食中、1回は会社やサービスについて話題にすること
リアルでビール片手に「最近どう?」ができる
実際に制度を利用した新潟県在住のコーポレートエンジニアの高橋さんが社外の友人と食事に行った様子をシェアしてくれました。以前の職場の同僚とともに、3人で食事会を開いたそうです。
当日の様子については、「以前一緒に働いていたので、特にかしこまった感じでもなく、久しぶり〜という感じでした。お互いの仕事について話したときに、モニクルってこんな感じですよ〜みたいな話をしました。もし転職活動するなら、ウチきません?みたいなノリでしたね」とのことで、会社の話も自然とできたようですね。
また、「子育ての話や趣味の話など、なかなか仕事の中では話せないプライベートな事や地元トークみたいなことを、お酒飲みながら話していましたね。『カジュアルごはん』の制度をきっかけに、なかなか声をかけられなかった人にアプローチができたかなと思います」と話してくれました。
「カジュアルごはん」の制度を使えば、お酒を片手に一緒に働きたい相手と楽しい時間を一緒に過ごすこともできます。おいしい食卓を囲みながら、あくまでも”カジュアル”に、「最近どう?」などと会話をして、つながり続けることを目的としています。
リモートでも”カジュアル”に使える制度
このようにリアルで会食できれば、社員がお店で支払いを済ませて領収書をもらい、後日会社で経費精算することで、参加者の金銭的な負担もゼロで済みます。ただ、弊社ではフルリモートで働いている社員も多いため、リモートでも使える制度にする必要がありました。
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そこで、導入したのがケータリングサービスです。オンライン飲み会やオンライン懇親会向けに、自宅に料理を配送で届けてくれるサービスを使うことにしました。注文時に会社がまとめて支払いをするので、参加者に立て替えてもらう必要がなくなり、住所なども参加者の方にご自身で専用のフォームに入力してもらうので、個人情報の観点でも安心です。リモートでも「カジュアルごはん」を、手軽に利用してもらえるようになりました。
この制度を利用したCTOの塚田さんが、リモート「カジュアルごはん」の様子をシェアしてくれました。
塚田さんによると、「1人5000円のコースで、ビールも付いてくるプランにしました。受け取る側が自分でドリンクの種類や組み合わせを選べて、もちろんソフトドリンクもあります」とのこと。自分で好きなものを選んでもらえるのは、参加者の方にとっても喜んでもらえそうですね。
また、「料理はアペタイザー的なものなので、最初は少ないかなと思いきや、ビールを飲みつつちょこちょこつまむには十分で、これだけで3時間ぐらい飲んでいました」とのことで、とても充実した「カジュアルごはん」の時間になったようです。
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