モニクルのディレクターがコーポレートブランディング室で目指すもの
「金融の力で、安心を届ける。」をミッションに掲げる株式会社モニクル。モニクルグループは、モニクルをはじめ、金融サービス事業を展開する株式会社OneMile Partners(以下、ワンマイルパートナーズ)や経済メディアを運営する株式会社ナビゲータープラットフォームで構成されています。
モニクルには、モニクルグループを支えるエンジニアやデザイナー、プロダクトマネージャー、マーケター、ディレクターなど、さまざまな領域のプロフェッショナルが数多く在籍しています。
モニクルのディレクターは、グループ3社のオウンドメディアやコーポレーサイトなど、複数のプロジェクトが円滑に実施できるように、進行・管理を行っています。
今回は、モニクルのディレクターである穂積弘美さんに、モニクルに転職した理由やモニクルでの仕事内容などについて話を伺いました。
※2024年2月6日付で、株式会社OneMile Partnersは株式会社モニクルフィナンシャルに変更いたしました。また、2024年9月4日付で、株式会社ナビゲータープラットフォームは株式会社モニクルリサーチに社名変更いたしました。
株式会社モニクル
ディレクター
穂積 弘美 Hiromi Hozumi
制作会社でディレクション、個人でブランドの立ち上げなど経験
まず、モニクルに入るまでの穂積さんのご経歴についてお聞かせください。
専門学校卒業後、広告代理店に就職し、教育関連の広告やガイダンスイベントなどのディレクションを担当しました。それから、いくつかの会社に転職しました。
例えば、アパレル会社ではニット製品のOEMの企画営業に携わり、女性向けブランド向けに仕事をしていました。以前から、自分のブランドを立ち上げることが目標だったので、作る側の仕事も学びたいと思ってのことでした。
その後、友人のデザイナーと二人でアパレルブランドの立ち上げを実現。私はブランドディレクターとして、ECサイトやカタログの制作など、さまざまな業務を担当しました。まさに、服の企画やデザイン以外のことは全部やっていましたね(笑)。
百貨店や小売の店舗に商品をおろしたり、展示会やイベントも開催したりと、まさにやることは山積み状態。その時に、営業や関係先との調整、イベントの実行まで、多くのことを経験しました。
ご自身でブランドを立ち上げて、デザイン以外を全てされていたとなると、相当お忙しかったのではないでしょうか。
そうですね、当時は20代で若かったですし、ずっと自分がやりたかったことだったので、夢中になって取り組んでいましたね。ただ、それからブランドをたたむことになって。ずっと憧れてきた夢は実現できたし、やりたいことはやりきった気持ちだったので、次に何をしようかと考えました。Webの知識や業界を深く知りたいと考え、制作会社に入ることを決め、再びディレクションを担当することになりました。
その会社では、どのような仕事をされていたのでしょうか?
制作会社では、さまざまなジャンルのクライアントを抱えていました。クライアントのコーポレートサイトや採用サイト、ECサイトやメディアなどのWebと、カタログやロゴ制作などのグラフィックの両方を制作していました。
ただ、実は当時私はWebに関する知識がほぼゼロから未経験で入らせてもらったんです。入社してから、実際に働きながらWebのことや制作、営業、取引先とのやり取りなどについて、ゼロベースで学び直しました。大変ではありましたが、今の私を構築したのは、前職の制作会社だったと思うくらい、多くのことを学びましたね。
「人柄のよさ」がモニクルへ転職した決め手
それから、どういったきっかけでモニクルに転職されたのでしょうか?
制作会社だと、納品して終わりということが多く、その先には関われないことがほとんどでした。次第に「その先まで伴走したい」という思いが強くなり、「自社サービスがある会社で、腰を据えてディレクションしていきたい」と考えるようになりました。成長性のある事業会社で自分の力を生かせればと思い、転職活動を始めました。
そんな時にモニクルと出会い、「マネイロ」というサービスを知りました。資産運用には興味がありましたし、働きながら資産運用のことも学べるのはいいなと思いました。
面談に進んでみて、社員の印象はいかがでしたか?
採用面接の際に、採用担当の社員とお酒が好きだという話で盛り上がり、すごく意気投合した感じがしたんですよね。こんな素敵な採用担当がいる会社なら、きっと素敵な会社なんじゃないかなと思ったんです。
選考が進む中で、面接してくださった方はみんな人柄がいいなと思いましたね。これまで複数の企業で勤務してきたので、役員がこんなに穏やかなのはいいなと思いました。穏やかで落ち着いていて、かといって真面目すぎることもなくて、役員を含め、出会った社員の人柄が素敵だなと思い、入社を決めました。
「モニクルの調整役」プロジェクトの進行・管理が主な仕事
入社してから、どのような業務に携わってこられたのでしょうか。
私は一人目のディレクターとして入社し、複数のプロジェクトの進行管理に携わりました。入社してすぐはワンマイルパートナーズの「 マネイロ」というサービスの運用から始まり、その後はコーポレートの採用ページのリニューアルなどに携わりました。また、ナビゲータープラットフォームが運営するWebメディア「 MeChoice(ミーチョイス)」の立ち上げにも関わりました。私は各プロジェクトの立ち上げに、重点的に関わってきたと思います。
今年10月からはコーポレートブランディング室(現:グループブランディング室)に異動されたんですよね。
前職の制作会社にいた時から、クライアントワークとして、コーポレートブランディングには関わっていました。モニクルでも、この記事が掲載されているオウンドメディアの立ち上げも担当しました。
これからは自社のコーポレートブランディングに携われるので、自分にできることをより追及していきたいと思っています。異動したことで、よりコーポレートブランディングに特化した業務に今後取り組んでいくのが楽しみですね。
オウンドメディアの立ち上げについては、いつからどのように携わられたのでしょうか?
まず、昨年秋に泉田さん(取締役の泉田良輔)から「年内にモニクルのオウンドメディアを作りたい」という話をいただきました。会社として採用強化が急務だったこと、また積極的な情報発信が課題だったこともあり、急いでサイト制作を進めることになりました。
社内の有識者メンバーでチームを作り、コンセプトを決め、ロゴの作成に取り掛かりました。他プロジェクトも進行しながら、ゼロからコンセプト作りを始めました。
どのような点に工夫されたのでしょうか。
オウンドメディアは運用するものなので、作って終わりではありません。コンセプトやデザイン性の高さだけではなく、運用のしやすさを考慮して設計しました。また、記事の読みやすさも重要なので、社内のデザイナーと協力して、記事を読みやすいデザイン設計を心がけました。
目標はみんなが気持ちよくプロジェクトに関わること
お話を伺っていると、穂積さんの仕事は主に社内の調整役という印象ですが、普段から心がけていることはありますか?
私のポジションは、社内外のいろいろな方と関わることが多く、役員や各担当部署、クリエイティブチームなど、複数人と仕事をする立場です。クリエイティブチームに対しては、スムーズに仕事ができるように情報を整理したり、要件を整理してから依頼することを心がけています。また、役員についてはそれでなくても忙しいので、間に私が入ることで負担を少しでも軽くできたらと思っています。
みんなが気持ちよくプロジェクトに関われることが一番重要だと思うので、そうなるように心がけていますね。
ディレクターの仕事のやりがいって、なんですか?
そうですね、あらゆる要望や制約がある中で、プロジェクトを円滑に進行することが大事だと考えています。だだ、個人的には、ディレクターは最終的に具体的なアウトプットをするわけではないので、「整理してくれてよかった」という社員からの言葉に尽きるかなと思っています。「穂積さんがいてくれてよかった」という言葉は、一番の褒め言葉ですね。
モニクルに入ってよかったなと思うのはどんな時ですか?
最初にもお伝えしましたが、社員の人柄のよさは、本当に働く上で大きなメリットです。そして、技術的にもプロフェッショナルの社員が多いので、困ったら一緒に解決方法を考えてくれます。自分が知らないことを学ぶことができるので、自分も勉強になるなと感じています。
また、モニクルは事業スピードが早いので、会社としての成長速度が急激に上がっているんですよね。せっかくその中に自分がいるのだから、どんどん波に乗らないといけないなと思っています。自分にできることは何か考え、事業スピードをさらに加速するために何をしないといけないか常に考えて、行動したいと思っています。
これからは会社の魅力をより訴求していきたい
今後やっていきたいことはなんですか?
これまで、一通りのコーポレートサイトやオウンドメディアの立ち上げを行ってきたので、少しずつ整ってきたと思っています。ただ、これからは、あらためてどのような方向性で、誰に対して発信するかが非常に重要です。CB室(現:GB室)としては、デザインチームとともに、新たなブランディングに取り組んでいきたいと思っています。
ブランディングとはどういった内容ですか?
事業の拡大には、コーポレートブランディングが非常に重要な役目を果たします。例えば、採用視点で言うと、「こんな会社で働きたいな」と思っていただけるように、採用に直結するようなサイト作りや見せ方にこだわっていきたいんです。採用につなげることで、事業の成長を後押しできるポジションだと思うんですよね。
モニクルや子会社のコーポレートサイトなどの公開情報を見て、「いいな」と思ってもらえるよう、会社の魅力をもっと訴求していきたいです。また、インナーブランディングにも力を入れたいので、社内向けにも働きかけていきたいですね。
本日は、ありがとうございました。
こちらこそ、ありがとうございました。
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株式会社モニクル
モニクルー編集部