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【REPORT】モニクル開発合宿2024 in 大阪|カルチャー|モニクルー

作成者: 高村由佳|2024.10.08

合宿の目的

今年は、7月31日から8月2日までの3日間、大阪の新梅田研修センターで開発合宿を行いました。ちなみに初開催の昨年は、新潟で実施しました。


モニクルの開発合宿の目的は、こんな感じです。

1. チームビルディング

モニクルのエンジニアは、通常フルリモートワークで働いています。メンバー同士が直接顔を合わせる機会が少ないため、開発合宿はメンバーの関係性を深め、チームの一体感を強めるための大切な機会だと考えています。
リモートでも、業務や雑談を通してお互いの人となりを知り関係性を構築することはできますが、特に入社から早い段階でオフラインで会ったり話す機会があると、会社やチームになじむのが早くなり、オンボーディングの効率アップにもつながります。また、所属チーム以外のメンバーとの関係を構築するきっかけにもしたいという目的もあります。

2. 新しい技術や取り組みへの挑戦

日々の業務に集中しているとなかなか新しい技術や取り組みへの挑戦は正直言って難しいです。個人のプライベートな時間で学習や素振り(新しい技術を試してみること)をしています。だからこそ、開発合宿では日々の業務から離れて、新しい技術や取り組みへの挑戦をしてもらいたいと思っています。単純に何かテーマがあった方が燃えるというのもあります。

もちろん、合宿を通じて事業に必要な開発を進めるという目的もありますが、何よりも大きな狙いは、普段フルリモートで働いているエンジニアが対面し、一緒に開発に取り組む経験をしてもらうことです。さらに、今年はデザイナーとプロダクトマネージャーも開発合宿に参加したことで、より多角的に開発に取り組むことができました。

合宿のテーマ

毎年、メンバーが好きなテーマを選び、チーム分けをしています。今年のテーマは次の5つに決まりました。

1. Rustで何かチーム 

今最も注目度の高いプログラミング言語であるRustを試しつつ、自分たちの日々の開発で使える便利ツールを作りたい人が集まったチーム。

2. Cloudflareチーム

AWSやGoogle Cloud に続く、今最も注目度の高いクラウド環境であるCloudflareの知見を貯めつつ、自分たちの日々の開発で使える便利ツールを作りたい人が集まったチーム。

3.生成AIチーム 

生成AIを活用した開発を行う上での経験や課題を共有するチーム。

4.ネイティブアプリチーム 

モバイルアプリを開発する機運が高まっていたので、採用予定の技術の素振りをしておきたい目的。実際に使う会社の受付システムを開発するべく集まった開発部とデザイン部のコラボチーム。

5.データ分析チーム

すでに活用を進めている「BigQuery」に続いて、もっと知見を得たい、データ分析のスキルを身につけたい、社内にどんなデータがあるのか知りたい人が集まったチーム。

合宿の前から、それぞれのチームで事前に何度か集まって事前準備を済ませ、いよいよ合宿のスタートです。

合宿のスケジュール

合宿の日程は、2泊3日です。大まかなスケジュールをご紹介します。

<1日目>

  • 到着したチームから開発開始
  • マネイロ カスタマーセンターを見学
  • 懇親会

<2日目>

  • 各チームで開発
  • お昼は参加者のシャッフルランチ

<3日目>

  • 各チーム成果発表
  • 集合写真撮影

3日間のほとんどの時間を開発にあてつつも、見学や懇親の時間もとりました。マネイロのカスタマーセンター見学では、マネイロのお客様に対して書類をお送りしている配送センターを見に行きました。ここには社内で開発したシステムが導入されており、エンジニアにとっては実際にどのように使われているのかを見ることができる機会となりました。
また、合宿にはオンラインで参加するメンバーもいたので、適宜オンラインでつなぎながら、開発を進めました。

成果発表

最終日には、5チームがそれぞれ3日間の成果を発表しました。

このうち「ネイティブアプリチーム」では、本社の受付システムのアプリ開発について発表しました。

開発するアプリのワイヤーフレームとしては、まず来訪者はタブレットに表示されているボタンを押します。すると呼び出しが完了し、完了画面に切り替わります。同時に管理部のSlackに通知が行くという仕組みです。

開発の流れとしては、開発チームは最初から機能重視でアプリの開発に着手し、同時並行でデザインチームはアプリのデザインに取り組みました。それぞれに同時並行で動き、最後に統合させるという狙いです。

モニクルグループでは、今年リブランディングに取り組んでおり、9月頭には株式会社モニクルのコーポレートサイトのリニューアルも予定されていました。このリブランディングに合わせて、コーポレートサイトで使用されている3Dデザインを受付システムでも使うことにしました。

成果発表では、実際に受付システムを動かしてみて、Slackとの連動がうまくいくかなど、デモも行いました。そして、使用した技術などについて説明した後で、一人ひとりが感想を述べました。

エンジニアリングマネージャーの中川さんは、「デザインチームとのコラボだったので、段取りは非常に大事だと感じました。事前準備もしっかりした上で、それぞれに集中して作業し、最終日に統合させるという流れがうまくいったと思います」と話してくれました。

また、デザイン部の尾山さんは、「開発チームが隣にいるので、わからないところをすぐ聞ける状況ですごく勉強になったし、面白かったです。普段、デザインチームは開発の皆さんにデザインを渡して、その後どうやって作られていくかの過程を見ることがあまりないので、それを見ることができて新鮮でした」と話していました。

他の4チームも、それぞれに合宿中に取り組んだ内容について発表したり、質問に答えたりしていました。

 

実装された受付システム

合宿後、実際にモニクル本社の受付に、合宿中に開発したアプリが実装されました。


合宿のまとめ

5チームがそれぞれに充実した開発を終えた開発合宿2024。今回の開発合宿について、CTOの塚田さんにまとめの言葉をもらいました。

「モニクル開発合宿2024 in 大阪」は、大成功で幕を閉じたようです。合宿後も、あちらこちらから「楽しかった」「よかった」といった声が聞こえてきました。

モニクルでは、全国からフルリモートで社員が働く中、このようなリアルでのイベントも大切にしています。これからも、より社員の働きやすい環境づくりに、力を入れていきます!


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