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モニクルグループ初のAI技術活用プロジェクト お絵かきAIサービス『キャラつくAI』開発ストーリー

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2024年7月に、株式会社モニクルリサーチが運営しているくらしとお金の経済メディア「LIMO」のサブサービスとして、お絵かきAIサービス「キャラつくAI」がリリースされました。

今回は「キャラつくAI」を生み出した中川幸哉さん、當瀬ななみさん、大谷和宏さんに、どのようにサービスの方向性を決めたのか、開発で工夫したポイント、リリース後の反響などについてお話を伺いました。

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株式会社モニクルリサーチ
CTO

中川 幸哉 Yukiya Nakagawa

新潟県上越市出身。現在は新潟市に在住。ReactやAndroidを軸に、モバイルアプリ開発やWebサイト制作、プログラミング技術記事の執筆等に携わっている。2011年にウォーターセル株式会社の初期メンバーとして参画し、国内アグリテックの黎明期には珍しかったモバイルアプリでのサービス提供を社内外で主導した。2021年からは家庭で役立つお金の知識を学ぶために金融サービス「マネイロ」に参画し、2024年からはモニクルリサーチでお金の知識をより広く伝えるために技術を振るっている。著書に「たった1日で基本が身に付く! Androidアプリ開発超入門(技術評論社)」「基礎から学ぶ React Native入門(翔泳社)」他。会津大学コンピュータ理工学部卒。
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株式会社モニクルリサーチ
メディア事業本部・事業戦略企画推進室マネージャー

當瀬 ななみ Nanami Tose

東京大学文学部卒業後、株式会社カヤック、エムスリー株式会社などの複数企業でゲーム/webサービス/アプリのサービス企画・ディレクション・KPI分析・担当サービスのP/L管理に従事。業務の一環として官公庁の統計データ分析・企業の決算分析などを行っていたことから、経済メディアに寄稿多数。Webサービス・アプリの実績を分析し、それらが及ぼす影響についての解説記事を執筆。LIMOでの執筆記事はこちら

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株式会社モニクル
プロダクト部 デザイナー

大谷 和宏 Kazuhiro Ohtani

専門学校卒業後、バッグメーカーへデザイナーとして従事。バッグのデザインから撮影、Webページの作成まで経験する。その後、東京の制作会社へWebデザイナー/ディレクターとして従事。2021年にモニクルに入社。
居住地を大阪→東京→北海道と徐々に北上中。

 

画像生成AIサービス「キャラつくAI」誕生の背景

はじめに、プロダクトマネージャーである當瀬さん、「キャラつくAI」開発のきっかけを教えてください。

當瀬:実は、最初からこのようなサービスを作ろうとしていたわけではなく、「LIMOをもっと知ってもらえるようなサービスを作ろう」というテーマから始まったんです。

そのため、まずはLIMO読者やターゲット層がどういうコンテンツに興味があるのかというところから調べました。その結果、LIMOの読者層として多い割合であるはたらく世代の女性たちは、猫など動物の記事や、SNSでバズった記事などをよく読んでいるということが分かったんです。そういった身近なテーマの記事の方が動きがよかったので、その方向性にしようと決めました。

結果的に、「広いターゲット層に利用していただきたい」という理由から、エンタメ系のサービスを検討することになりました。

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具体的にどのようなサービスにするか、どうやって決めたのでしょうか?

當瀬:どのようなサービスにするかを話し合う中で、いくつかアイデアを用意して、社内でアンケートを取ってみたんです。

なぜそういうことをしたのかというと、社内の皆さんははたらく世代ど真ん中なんですよね。しかも会社ごとにカラーが違っていて、それぞれタイプが違う人がいるので「これはちょうどいいね」という話になって、それでアンケートを取ることにしたんです。

その結果、生成AIでキャラ画像を作るサービスが一番得票数が多かったので、そちらにしてみようということになりました。

このあたりで、プロダクトマネージャーである當瀬さんとエンジニアの中川さんは話し合いを進めていたのでしょうか。

中川:そうですね。企画段階から新しいアイデアが出てくるたびに、技術的に可能かどうかというのは随時調査しながら進めていきました。生成AIは出始めたばかりということもあり、すごく簡単な方法とやや難しい方法が混在してました。今回は、最終的に簡単な方法を取りました。

実は最初に占いコンテンツも候補にあがっていたのですが、特にホロスコープは技術的に簡単な方法というのはあんまりなくて。ある程度難しいところからスタートという感じではありました。今回調べて初めて分かったんですが、占いって科学的に再現性がある部分、科学的な部分が実はあるんです。なかなかハードルが高いということで、生成AIをサービスとして始めることになりました。

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大谷さんも、本プロジェクトには最初からジョインされていたそうですね。デザイナーとしては、具体的な内容が決まっていく中で、どのように思われていましたか?

大谷:AIのサービスをするかもしれないと聞いた時は、広くいろいろな方に使っていただけるのかなと思ったので、「やってみたい」とワクワクしましたね。

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生成AIの選定から開発がスタート

そこからキャラつくAIの開発がスタートしたということで、當瀬さんは当初、どういった要件で進めていたんでしょうか。

當瀬:キャラ生成においてはプロンプトの品質が重要なので、私が手元でどんどん試していく必要がありました。費用面なども考慮しつつAIツールを比較していたのですが、最初に検証で3つのサービスを使ってみました。

検証結果を元に、画像出力のクオリティを勘案して、2つのAIツールで進めることになりました。生成した結果をチームに随時共有してリアクションを見ながら、どういうプロンプトにすると、どういったものが出力されるのかをひたすら試行錯誤していました。

その後、當瀬さんの手から離れて、実際の開発フェーズへ進んでいったのですね。

當瀬:プロンプトの調整と並行して、簡単なプロトタイプを用意することになりました。ですが、そのプロトタイプにのせる中身のチューニングにかなり時間がかかってしまいました。実は使おうと思っていたAIツールだと、自分で生成する分には問題なかったのですが、サービスとしてシステムを通じて作る方法が存在しなかったんです。さらに別のサービスを間に入れないといけないことがわかりました。

中川:生成AIはいろいろ種類はあるんですけど、どれも他のサービスやWebサービスから自動で使ってもらう、機械的に使ってもらうということを想定していないことが多くて。システム間でやり取りして画像を作ったり、そういう方法を用意してないものが意外とあるんですよね。

當瀬:そういう状況だったので、最初に検証していたプロンプトでは使用できないということが分かりました。サービス的にベストな方法をなかざんさん(中川CTOのハンドルネーム)に再検討していただいた結果、「Cloudflare(クラウドフレア)」でやろうという話になりました。

なぜCloudflareに決定したのでしょうか?

中川:もともとWebサイトはCloudflareのツールで作ろうと思っていたので、周辺ツールをいろいろ調べていました。その時に、CloudflareにAIのサービスもあることを知ったんです。ただ、まだ出始めというか、ベータ版だったので、積極的に提案しなくてもいいかなと思っていて。

使おうと思っていたAIツールが使えないとなって、あらためてシステム選定をしようとなった時に、プログラミング的にはCloudflareのAIサービスを使うのがすごく楽で。ちょっとやってみようということになりました。

Cloudflareが開発的にぴったりだったんですね。

中川:使える画像生成のモデルが基本的には2つと限られてしまったんですが、比較的可愛らしい画像が出てきそうなモデルを選びました。それから、検証用のWebページを社内向けに作って、そこでまた當瀬さんにいろいろ試してもらって。このCloudflareのAIで使っているモデルなら、こういうプロンプトを投げ込めばかわいらしい画像が出てくるらしいぞ、というのをあらためて研究してもらい、それでようやく形になってきました。

當瀬:出てくる画像の種類は、使用するAIによって全然違うんです。試したAI全部にそれぞれのクセや個性があるんですよ。なので、できる限り日本人が受け入れやすい絵柄であるかという点は、気にしていました。

当時、Cloudflareはまだベータ版のシステムということで、過去に使った事例もあまりなかったのではないかと思いますが、そういうものを扱うことの大変さはありましたか?

中川: 使い方はかなり簡単ではあったので、あまりなかったといえばなかったんですね。細かいところで言うと、画像生成した後に毎回作り直すわけにはいかないので、画像を専用サーバーに保存するんですが、その時にうまく保存できない問題がありました。Cloudflareの窓口の人に「うまく保存できないんです」と連絡を取り合いながら解決したりしましたね。その辺はちょっとベータ版っぽいなというところではありました。

システムがCloudflareに決まったあとは、開発からリリースまではスムーズに進みましたか?

當瀬:Cloudflareに決まってからは割と一直線に進んだと思います。まず、なかざんさんにやっていただいたのが、Cloudflare経由でプロンプトを試せる環境を作ってもらうことでした。ブラウザで操作できるような感じで、私がどんどん試行錯誤できる環境にしてもらいました。

というのも、そういった環境がない状態で生成AIのプロンプトを作るときには、自分のパソコンのローカルで環境構築して作らないといけないんです。でも、生成AIは学習データ量が仕上がりに影響するので、学習データがほぼない自分のパソコンだと、画像がかなり残念な感じになってしまうんです。

オンライン経由で作る環境にしたことで「これだったらいけるかも!」という仕上がりになり、だいぶ検証がスムーズに進みました。

その後、社内でも同様のプロトタイプが配布されましたよね。

當瀬:実際にその出力で楽しめる品質なのかどうか、そういうところを見るために社員のみなさんに使ってみていただきました。感想やリアクションを見て、現状のクオリティでも全然行けそうだという感触が得られたので、「ちゃんとデザインを整えて世に出してみよう」ということになりました。

ありがたいことに、社内ではかなり好評でしたね。あまり評判がよくなかったら考え直したと思うんですが、「一回やってみてください」としか言わなかったのに、みなさんたくさん遊んでくれて。出力された画像を見て「こんなの出た」と話したり、話題にしたりして、コミュニケーションが生まれているのを見て、「これでいけそう」という感触がありましたね。

社内公募×ChatGPTでサービス名が決定

キャラつくAIの名称は、どのように決まったんでしょうか?

大谷:もともとAIを作るという話ではなかったので、コンセプトが固まっていなかったんです。なので、社員のみなさんからサービス名を公募しようということになりました。

當瀬:後は、ChatGPTでもネーミング案を出してもらいました。

AIシステムのサービス名称をAIに出してもらったんですね。

當瀬:具体的には、みなさんから集まったアイデアを入力して、それを踏まえてバリエーションを増やしてもらいました。そこで出力された案をチームで議論しました。

まず「AI」を使ったサービスであることが分かるものがいいということが一番にありました。かつ、このサービスで何をするのかが分かりやすいことも大事だという話になり、最終的には3~4案に絞りました。

大谷:「キャラつくAI」のアイデアは、ミーティング中に出てきたんですよね。

中川:たしか僕がボソって言ったんですよ。

大谷:そうでしたね。最終的にはAIを使ったサービスというところと、何をするかわかりやすいというところで、「キャラつくAI」に決まりました。

AIとLIMOの融合を意識したWebサイトデザインを採用

システムが完成して、名前が決まり、そのあとは大谷さんがWebサイトをデザインされていったのですね。

大谷:そうですね、サービス名が決まってから検討し始めました。

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デザイン面で工夫したポイントやこだわりを教えてください。

大谷:利用される方はLIMO読者が多いと思うのですが、AI生成は初めての体験に近いのかなと思います。そのため、どういったものが生成されるのか視覚的に分かりやすいようにしました。画面上に生成イメージがバーっと並んでいるようなキービジュアルですね。

実は今のデザインは3案あるうちの一つが選ばれていまして、もともと別のデザイン案もあったんです。

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大谷:個人的に好きだったのが、エンタメ性を全面に出したA案です。キャラつくAIは「キャラ」なので、自分の似顔絵ではないんですね。何が出てくるのかは当たるも八卦当たらぬも八卦みたいなところがあります。なので、何が出てきても許されるトーンで、となった時に、これぐらいエンタメに振ってもいいのかなと思いました。ただ、LIMOのイメージとかけ離れてしまいましたね。

B案は、今回採用されたデザインです。LIMOのデザインのトーンといかに調和させるかを意識した案になっています。三角形のオブジェクトを入れて、少しスタイリッシュ感みたいなのも出して。AI×「LIMO」という、掛け算のようなイメージで分かりやすいかなと思い、こちらの案を用意しました。

そして、C案は、AIはサイバーなイメージがあるので、そういった部分を全面に出したデザイン案です。黒を基調としたクールな印象で、「AI感」を出しました。

どれも素敵なデザインですが、LIMOとの相性を重視されたんですね。

大谷:そうですね。LIMOの世界観に近いものを採用してもらいました。

當瀬:例えばメルマガ会員の登録フォームに関しても、LIMOと調和するデザインにしてもらったら、やはりそちらの方が回答率、登録率が高かったんです。LIMOから派生するサービスについては、やはり調和性が大事になってくるんですよね。

既存開発とは異なるジャンルへのチャレンジ

キャラつくAIはエンタメ系の開発で、これまでの社内システムの開発とは全く別ジャンルですが、ギャップを感じる瞬間はありましたか?

中川:うちのエンジニアチームは、ビジネスを助けるための社内システムを扱っていることが多くて、比較的それが得意な人が集まっているんですよね。その中で、今回はエンタメ寄りのものを作るということになると、やっぱり使う技術の切り口が変わってきます。ちょっとかっこよく見えるようにしたり、トップの後ろでずっと横に動いているアニメーションだったり、こういうのは社内システムにはなかなかないですね。

技術的にそういうことができるのは知ってはいたんだけれど、実際に仕事でやったことがない部分にチャレンジできたのはすごく楽しかったですね。

仕事で初めての経験ができるというのは、すごく大事な気がします。

中川:そうですね。私、実はエンタメのプロダクトやサービスを作るのは苦手な人間なんです。人を楽しませるプロダクトやサービスは、自分で消費はしているのですが、作る側としてはなかなか自分の興味関心と折り合いがつかなくて。今回のキャラつくAIはユーザーを楽しませるのはもちろんですが、LIMOの規模を拡大していく、ファンを増やすというテーマもあります。既存事業の盛り上がりにつながるサービスを作るという見方を始めてからは、性に合ってワクワクしましたね。

あとは、AI時代が来ているとは言うものの、実際にAIに触っている人って実はまだそこまで多くなくて。特に画像生成AIはもっと少ないと思います。

確かに、画像生成となると、少しハードルが高い気がします。

中川:なのでライト層の人たち、あんまり技術に明るくない人たちにも、画像生成AIをもっと身近に感じてほしいと思っています。これでできることは実はそんなに大したことではないんだけれど、これからAIの色々な事例が増えていく中で、「自分もAIを使っていいんだ」と思える人が増えてほしいですね。画像生成AIを使う機会を持ってほしいということで、キャラつくAIを開発したという動機もあります。

當瀬:画像生成AIって、調教がすごく大変だったんです。こういうことしたいと思った時に、「プロンプトに何の単語入れるんだっけ?」と考えるのは結構手間がかかります。そういう作業を飛ばして気軽に画像生成AIに触れられるのは、キャラつくAIのメリットだと思います。

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確かに、プロンプトを考えるのは難しいですが、キャラつくAIは誕生月や生成したい画風を選ぶだけなので、AIやITに詳しくない人でも気軽に遊べますね。

當瀬:あとは、女性の出力は既存のモデルが豊富にあって割と簡単にできるのですが、男性や動物キャラは圧倒的にモデルが少ないんです。そこも開発で苦労した点ですが、キャラつくAIは女性以外の出力も可能なので、そこも楽しんでほしいですね。

リリース後は多くのユーザーが利用しメルマガ登録数も向上

リリースした後の反響はいかがでしたか?

當瀬:たくさんの方が遊んでくださっているんだなというのを、実際の登録数で感じてます。ただ、サービスとしては、もっと広めたくなる仕組みや、ずっと遊びたくなる拡張性など、そういったところはまだまだ道半ばだなという感じです。次の機能改修のステップをどうしていくか、これから検討していきたいですね。

中川さんは、身近な反響はなにかありましたか?

中川:技術記事を公開した時は、ある程度話題にはなっていたかなと思います。ありがたいですね。

技術記事から流入して、触ってくれた方もいらっしゃったんですね。

中川:Cloudflareの中だけである程度システムを完結させたという事例は本当に少ないので、そういう意味では結構注目してもらえたと思います。

実際のデータを見ていて面白かったのは、一人で何十回も作ってる方が何人かいらっしゃるんですよ。トップユーザーは開発者の僕と広報なんですが、一般の方でも同じぐらい作っている方がいて。一人で何回も作るという楽しみ方をされている方がいたのは、ちょっと意外ではありました。

毎回違うものが出るという面白さが、そういう数字に現れてるのかもしれませんね。

中川:反響としてはもっと大量のアクセスがあっても大丈夫なようにシステムを作りこんであるので、ぜひもっと多くの方に使っていただきたいですね。

大谷さんは、反響としてはいかがでしたか?

大谷:個人的にはおおむね予想通りかなと思います。今回はLIMOにとっても実験的施策だと思っていて。なので、キャラつくAIで終わりというよりは、キャラつくAIを元に今後どういったサービスを作っていくか、というところが重要だと考えています。

今回は6つの絵柄から選んでもらうサービスでしたが、例えば写実的なものが欲しい方が多ければ、もうちょっと写実寄りのものを作ったり。ペットのキャラを作りたいという要望に応えられたり、AI以外でコンテンツを作ってもいいかもしれません。そういういろいろなコンテンツのきっかけとなってくれればいいなと思っています。

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LIMOの基盤を活かしさらなる成長を目指して

先ほども少しお話がありましたが、「キャラつくAI」を含めてこの先の展開として、どのように広げていきたいか、どうなっていきたいかを教えてください。

當瀬:今回のようなエンタメ寄りのサービスは、今後もニーズがあればどんどん作っていきたいなと考えています。LIMOという大きなメディアの基盤を使いながら、新しいサービスや役に立つサービスをどんどん作っていきたいですね。

今後の構想としては、そういう種をたくさんまいて、きちんと育てあげるというところまでやりたいです。スタートアップって売れているサービスが1~2個しかないことが多いんですが、事業ポートフォリオを豊富に持てるように、尽力していきたいですね。

次に中川さん、お願いします。

中川:キャラつくAIに関しては、まず使う人が増えてほしいというのが一番です。キャラつくAIを起点にして、似ているけどちょっと違うサービスや、テーマの違うサービスをどんどん増やして、LIMOへのタッチポイントを増やしたい。そうすることで、いろいろな人がLIMOに来てくれるようになって嬉しいのかなと思っております。

キャラつくAIを通じて、より広くLIMOへのタッチポイントを増やしていくという考えですね。

中川:モニクルグループとしては、マネイロ」(株式会社モニクルフィナンシャルのはたらく世代向け資産運用サービス)という、すでにお金について課題意識を持っている方に向けたサービスがありますが、課題意識を明確に自分の中で言語化できている人はそんなに多くはないですよね。ふわっと「お金って大事なんだろうな」と考えている方が多数派だと思うんです。

LIMOの存在意義の一つとして、お金についての話題を身近に感じてもらいたいというのがあり、それはかなり大事だと思っているんです。なので、今後もっとお金についての話題を楽しんでもらえるサービスをどんどん作っていけると、LIMOをやってる意義が高まっていくのかなと思います。そういった形での社会貢献をこれからもしていきたいですね。

最後に大谷さん、お願いいたします。

大谷:LIMO自体のファンは一定数いますが、正直なところ、余裕があるほど多いとは言えないと思っています。なので、キャラつくAIを中心に楽しい時間を過ごしてもらって、LIMOのファンをもっと増やしたいというのはありますね。今後もデザインの力でより使いやすいサービスやサイトを目指していきたいですね。

本日はありがとうございました。

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