「金融の専門知識がなくても、正しい意思決定ができる社会を創る」をビジョンとして掲げる株式会社モニクル。
モニクルはグループ会社のマーケティングを企画し、実行しています。モニクルのマーケティングチームは、モニクルグループの株式会社OneMile Partners(以下、ワンマイルパートナーズ)が展開するはたらく世代向け資産運用サービス「マネイロ」のマーケティングを行っています。
マネイロ https://moneiro.jp/
今回は、モニクルのマーケティングディレクターである棚橋寿充さんにモニクルのマーケティングチームは日頃どのような活動をしているのか、また採用拡大を進める中でどのような姿を目指しているのかについて話を伺いました。
※2024年2月6日付で、株式会社OneMile Partnersは株式会社モニクルフィナンシャルに変更いたしました。
棚橋:モニクルに転職する前は人材サービス系ベンチャー企業でマーケティング職に就いていました。2012年に大学を卒業し、モニクルに転職するまで10年弱勤めていました。モニクルへの転職がはじめてで、モニクルでは1人目のマーケティング担当者ということになります。
前職はリスティング広告やディスプレイ広告をはじめとしたデジタルマーケティングを担当していました。企画やコピーライティングを含めた広告制作、またデータに基づいた検証と運用を行っていました。
広告運用する中、大手ネット企業と共同で、バナー広告でクリックされなかったもののうち、ユーザーがその広告に対してどの程度ブランドを認知しているのか等の検証もしました。
そうした取り組みにも携わったこともあり、マーケティング領域だけではなく各サービスのマーケティング責任者にブランディング提案をするようなこともしていました。
棚橋:前職で様々な取り組みをさせてもらう中で、マーケティングメッセージと、実際のサービス品質との一貫性が重要だと気づきました。
たとえば、エージェントを通じた転職サービスでは求職者が転職を検討する際、生身の人間であるエージェントが関わることになりますが、サービス品質がエージェントのサービス内容に大きく影響を受けることになります。
ただ、エージェントはそれぞれ自分たちの営業スタイルがあって、必ずしもサービス品質としての足並みをそろえられない場合もあります。
結果、マーケティングメッセージで訴求した内容がサービスの内容とかけ離れてしまうことも出てきます。この乖離をどう埋めるのか、どう調整していくのかということに苦労しているマーケターも多いのではないでしょうか。
そうした課題意識がある中、メッセージとサービスとがしっかりと紐づいている事業構造がある企業でマーケティングに携わりたいと考えており、そうした環境を探していた時にモニクルに出会いました。
棚橋:現在、私はモニクルのグループ企業であるワンマイルパートナーズがサービス提供している「マネイロ」のマーケティングを担当しています。
マネイロは、はたらく世代向けの資産形成を目指した資産運用サービスです。デジタルマーケティングを通じてマネイロが提供する「3分投資診断」であったり、オンラインセミナー等を体験していただき、ファイナンシャルアドバイザーであるマネイロコンシェルとオンラインで相談をしながら資産形成を始めていただくサービスです。
つまり、先ほどお話しした転職サービスと同様に、生身の人間が提供するサービスの品質がファイナンシャルアドバイザーに依存するという構造となります。
入社前の面接では、マネイロのマーケティングとサービスの一貫性がある環境かどうかの確認はしていましたが、実際は自分が理想としている環境では必ずしもないのかなとある程度は覚悟していました。
ただ、入社してから感じたのは「本当にやってんだなぁ」「ちゃんとやってんなぁ」と思っちゃいました。こういうと、ちょっと上から目線になっちゃいますが(笑)。
棚橋:マーケティングとサービスは残念ながら、なかなか一貫性を持たせにくいという現実があります。
マーケティングを狭義ではありますが「集客」と置き換えてみると分かりやすいので話を進めさせていただきます。
多くの企業では、集客を行うチームとサービスをお客様に提供するチームが分かれています。また、それぞれのチームには責任者がおり、追及するKPIがあります。それぞれのチームが自分のミッションに集中してしまうことはよくあるシーンかと思います。
こういう環境ですと、ややもするとマーケティングとサービスの一貫性を突き詰められないということになりがちです。
棚橋:集客人数の規模拡大だけを目指そうとすると、サービス内容からは大きく外れたマーケティング施策を取ってしまうこともあるでしょう。広告でいえば、単に目立つだけのクリエイティブや過度にキャッチーなタイトルで申込を獲得するような方向に流れてしまうこともあるでしょう。
ただ、せっかくお客様を集めても、お客様の期待値とサービス内容の一貫性がなければ、お客様の体験は「期待した内容と違う」ということになってしまいかねません。最終的に、集客はうまくいったものの、当初期待した売上が立たないということにもつながります。
マネイロに関していうと、集客とサービスに一貫性があると思っています。
棚橋:それは役員の理解があるからだと思います。特に原田さん(株式会社モニクル代表取締役CEO)はマーケティングとサービスの両方の理解があり、様々な重要な局面で意思決定をしています。
また、私自身はマーケティング側からではありますが、その後のサービスとして提供されるコンテンツ作成にも関与しており、サービスに関わっているといえます。世の中には様々なサービスがありますが、ここまで踏み込んでやらせてもらえるマーケティングチームはかなり少ないのではないでしょうか。
棚橋:マーケチームは私を含めて3名います。私がマネイロの広告企画と運用、またメルマガを担当しています。また、マネイロのメディアである「マネイロメディア」の運営チームメンバーが2名おり、コンテンツの企画と制作、メディア運営を行っています。
マネイロメディア https://moneiro.jp/media
また、モニクル所属ではなくワンマイルパートナーズ所属のメンバーになりますが、マネイロのインスタアカウント向けコンテンツ作成チームのメンバーが2名おり、私がマネジメントしています。2人とも金融機関出身のメンバーで、専門的なコンテンツ作成を行っています。
マネイロメディアチームとは毎週水曜日に、またコンテンツチームのメンバーとは毎週月曜日に週次で定例ミーティングを行っています。
棚橋:私の場合は、デザイナーとプロジェクトマネージャー(PM)と一緒に朝会を行っています。私はデザイナーでもPMでもないのですが、なぜかミーティングのホストをしています。口下手なんですけどね(笑)。
1週間のスケジュールでいうと、マーケチーム以外では水曜日にモニクルのプロダクト会議に参加しています。その会議では原田さんと瓜田さんが統括するPMチームと打ち合わせをしています。
PMチームとのプロダクト会議が終わったのち、先ほどお話ししたようにワンマイルパートナーズの会議にも参加しており、ファイナンシャルアドバイザー(FA)向け研修向け資料の作成にも関わっています。
また、マーケティングとして外部に広告やCRMの業務委託をお願いしている方もいらっしゃるので、木曜日にはそうした方との週次でミーティングを行っています。
棚橋:モニクルのマーケティングで扱うテーマは金融となります。したがって、業務ではある程度の専門性が必要となってきます。ただ、入社に際して金融に詳しいかとか、過去マーケティングで金融を扱ってきたかという経験は不要です。かくいう私もなかったですから大丈夫です。それよりも「入社してから学習するという姿勢」の方が大事な気がします。
金融に関しては、モニクルの創業者メンバーである原田さんや泉田さんはもちろん、マネイロのサービスを提供しているワンマイルパートナーズにはファイナンシャルアドバイザー(FA)をはじめとしたお金のプロが多数在籍していますので、分からないことはすぐに聞けます。安心してください。
棚橋:あとは、一言でいうと「いいやつ」ということでしょうか。
棚橋:「人の成功を一緒に喜べる人」、そして「自分の成功を信じる人」とでもいいましょうかね。
棚橋:モニクルは金融サービステック企業としてユーザーのためになる新しいサービスを作ろうとしています。新しいものに取り組むのはいつも多くのエネルギーが必要ですが、新しいことにチャレンジするのが好きな人が向いているかなと思います。
棚橋:はい、2023年6月時点でいうと、「コンテンツ企画」と「テックに強いマーケター」です。
棚橋:マネイロをさらに多くの人に知ってもらうため、マーケティングで使用するコンテンツを企画する担当者になります。ユーザーがマネイロを使うイメージを持ちながら、ストーリーに落とし込む業務です。
マネイロは、はたらく世代向け資産形成サービスですので、金融の専門性がないよりはあった方がいいですが、先ほどもお話ししたように入社前にマストではありません。それよりもこれから資産形成を始めようと考えているユーザーと同じ目線を持ち合わせているのかどうかという方が大事かなと思います。
「どのようなコンテンツであればユーザーが理解しやすいか」「どのような話の展開であれば資産形成を始めてもらえるのか」といったことを企画し、コンテンツを作成していくことがミッション担当者となります。
棚橋:今後、マネイロのサービスの幅を広げていくことを計画しています。現在のマネイロはファイナンシャルアドバイザーとのオンライン相談を中心にサービスを行っていますが、今後はユーザーがオンライン上でご自身で課題解決ができるサービス展開を検討しています。
オンライン上で課題解決ができるために技術で何ができるのか、また、マーケティングとして何ができるのかを俯瞰して業務に落とし込める人材を求めています。
棚橋:こちらこそありがとうございました。今回の記事でモニクルでのマーケティングの仕事にご興味をいただけた方がいらしたら、カジュアル面談でお待ちしております。
モニクル採用サイト https://recruit.monicle.co.jp/